エアコン工事で用いる部材 / 用語の説明
一般的な材料について
- 配管パイプ(冷媒管)
太さは2分3分、2分4分があります。能力の大きなエアコンになると太い2分4分の配管パイプを使用します。この配管内を冷媒(ガス)が循環し、機械内で熱交換することにより、冷暖房効果が発揮されます。
- ケーブル(電線、連絡線)
電気や信号のやりとりをします。室内機と室外機につなぎます。
- ドレンホース
室内機から発生する水を外へ排出するためのホース。ホースの内側が黒くなっているものは耐候性があり、長持ちします
- パテ
粘土のようなもので、雨水や冷風などの侵入を防ぎ、エアコン用穴埋めに使用します。
- たて桟
室内機を取り付ける壁が土壁や砂壁などビスが効かない場合に使用する金具のことです。これを使用することで安全にエアコンを取り付けることができます。
- 窓パネル
壁に配管貫通用の穴があけられないときに使用する窓枠にはめるパネル。
用語
- フレア加工
- 配管パイプをラッパ状に加工することをいいます。フレア加工してから機械に接続します。特殊な工具が必要になり、一度機械から外した配管パイプは再度フレア加工する必要があります
- 真空引き(エアパージ)
接続した配管内部の不純物(空気など)を除き、内部を真空状態にします。この作業を省いてしまうと不純物の影響により機械の寿命や性能に負の影響を与えることになります。真空ポンプとマニホールドが必要になります。電動のもの、手動のものがあります 。
- ポンプダウン
取り外しの際に機械、配管内にある冷媒(ガス)を回収することをいいます。冷媒はすべて室外機に回収します。冷房運転をかけて回収します
- 天吊り(公団吊り
マンション、公団に見られる、ベランダなどの天井に取り付けられた金具に室外機が乗っている状態のことをいいます。スペースの確保はできますが、取付け、取外しともに工事費用は高くなります
- 室外機の二段置き
その名の通り、2台の室外機を組み立てた金具(アングル)に設置します。狭い場所や、スペースを広く確保したいときに便利です。
- 隠蔽(いんぺい)配管
高級マンションに多く見られる、エアコン用の配管パイプが壁の中に埋まって状態のことです。配管の露出がないぶん、きれいな見た目になります。しかし、工事が大変だったり(料金も高い)、機種によってはその機能を発揮できないなどデメリットもあります