エアコンは自分で取り外せる?

取り外せますが、推奨しません。

取り付け工事と違い、エアコン取り外しには特別な資格は必要ありません。また、比較的(取り付けと比べた場合)容易にできます。必要な道具も少なくホームセンターや100円均一で揃います。

取り外し方法を見る

しかし、エアコンは様々なメーカー、機種と現場によって異なる設置の仕方があります。素人の方がサイトや動画を参考にして失敗する原因は主に、「どのエアコンでも取り外し方法は同じ」という思い込みがあるからだと思います(そもそもその程度でできるのであれば専門業者は必要ありせん)。

仮に、自分で取り外せたとしても、”適切に”取り外されていなければ再取り付け時に修理費用や追加部材費が必要となることもあり、素人が取り外しを行ったエアコンは取り付けお断りという業者も存在します。

そのため、専門業者に適切に丁寧に取り外してもらうことをおすすめします。

エアコン取り外し工事の依頼先と料金相場

「賃貸住宅を退去するからエアコンを取り外したい」「壊れているから取り外して処分したい」などの場合、エアコン取り外し工事依頼先には主に下記のような業者が存在します。

・引越し会社
実際は引越し業者の社員ではなく、それを請け負っているエアコン工事業者が作業に来ることになります(引越し業者が仲介)。引越しと同時に任せられるため時短が一番のメリットですが、割高です。
・全国対応の会社
全国即日対応を謳っている会社の場合も、全国のその地域を担当する個人業者と提携している形態をとっています(集客・対応と工事業者が別)。日時を指定できない場合もあり引越し時には少し不便。
・町の電気屋さん
今では少なくなりましたが付き合いがあるなら近所の町の電気屋さんもエアコン取り外し工事をやってくれます。料金についてはお店によって異なるので事前に聞いておいた方がいいでしょう。
・個人業者、小規模会社
ホームページをつくって集客している個人業者や小規模会社もあります。「エアコン取り外し 〇〇(地名)」で検索すれば出てきます。個人業者は各々の料金、サービスを売りにしていることが多く、比較的良心的な業者が多い。

エアコン取り外し工事の相場は4,000円〜8,000円(標準設置の場合)で、地域により異なるケースが多いです。また、室外機の特殊設置などの場合は追加費用が必ずかかります。詳しくは、「エアコン取り外し工事にかかる費用・相場について」で書いていますので参考にしてください。。

エアコン取り外しの工事内容はどこまで?

”エアコン取り外し工事”を依頼した場合、どこまでやってくれるのか知っていますか?

基本的には、また使用できる状態で取り外し(配下類も含む)、運搬しやすい状態にするまでが工事内容となります。

具体的にはエアコンからの配管の取り外し、室外機の取り外し、室内機の取り外し、配管スリーブのパテやキャップによる処理です。そのため、エアコンの梱包や運搬までは含まれている場合はほとんどありません。それらを希望の場合は問合せ時に別途依頼する必要があります。

※注意:処分専門の業者では、通常(再利用前提)の取り外し工事は行わないので間違えて依頼しないようにしましょう。

エアコン取り外し方法の解説

エアコンを取外すのは取り付け作業ほど難しくはありません。しかし、ある程度の知識と経験が必要となりますので、しつこいようですがご自身での取り外しは推奨致しません。
失敗し、まだ使用できるはずのエアコンを壊してしまう方も少なくありません。実際の失敗(適切ではない)例も紹介しています。

※当サイト内で紹介しているのは基本的な手順であり、すべてのエアコンの設置状況を網羅したものではありません。

※エアコン取り外しにおいて発生した事故、損傷等の責任は負えませんので自己責任にてお願いします。

失敗例を見る

  • 1.エアコン取り外しに必要な道具

    エアコン取外しに必要な道具の用意

    • ニッパ(基本的に使わないが、念のため)
    • モンキーレンチ(配管のナットを外すのに必要)
    • 電動ドライバー(ビスを取り外すのに必要)
    • カッター(テープ等を切る)
    • 六角レンチ(4mと5m)(ポンプダウン時に必要)
    • ビニールテープ(配管をまとめたり、配管の養生に必要)
    • 養生用マット(部屋に傷がつかないように)
    • 脚立、梯子(安全に高所作業するために)
    • ゴミ袋

    上記道具は最低限必要なものです。室内機および室外機の設置状況により必要な道具が増える場合もあります。

  • 2.部屋の養生

    部屋の養生

    室内床に傷がついたり、室内機取り外しの際に水が漏れてきたりすることがあります。なるべく厚手のマットや毛布で養生しましょう。

  • 3.冷房運転を行う

    強制冷房運転の方法

    ポンプダウン(ガスの回収)のため、冷房運転を行います。夏はリモコンの設定温度を一番低く、冬場はエアコン本体のスイッチで強制的に冷房をかけます(強制冷房)。

    強制冷房の方法は各メーカー異なりますが、基本的にはエアコン本体の自動または応急運転ボタンの長押し。室内機全面パネルを開けた右側または室外機の側面にその方法が書いてあることが多いので確認しておきましょう。
    もしわからない点があれば説明書を確認しましょう。

    強制冷房方法

    強制冷房運転はリモコンのボタンや設定とエアコン本体のボタンを併用する場合もあるので必ずリモコンは用意しておきましょう。特に古い機種では必要な場合が多いです。

  • 4.室外機のカバーを外す

    室外機のカバーを外す

    室外機側面カバーを取り外すと配管接続部分あります。モンキーで配管接続部分の横のキャップ(2つ)を取ります。

  • 5.ポンプダウン(ガスの回収)を行う

    六角レンチで室外機の弁を閉める

    冷房運転を行い、室外機が動いていることが確認できたら、細い配管(2分配管)が接続されている方(高圧側)に六角レンチを差込、時計回りに回します。これで弁が閉まり、ガスが送られる経路が遮断されます。

    その約2分後(マニホールド使用時は気圧が0になったら)、太い配管(3分配管)の方へ六角を差込、同様に時計回りに回します。(これで室外機にガスがすべて回収されたはずです)

    エアコンの運転を停止させ、ルーバーが閉じ、ファンが停止したら電源プラグをコンセントから抜きます。

    ※もし冷房運転中に配管接続部に霜がついて白くなっているようであればガス不足です。ある程度不足すると霜さえもつかなくなります。

  • 6.配管と電線を室外機から取り外す

    モンキーを2つ使用し室外機から配管を外す

    配管は2つのモンキーを使用して外します。細い方(2分配管)の配管から取り外します(ガスが勢いよく出てきたらすぐに締めて再度ポンプダウンやり直しです)。2分配管が無事外れたら太い方(3分)も同様に外します。相当な力が必要なことがあります。無理に力を入れると怪我やエアコンの損傷につながるので慎重に行います。

    配管接続部はゴミが入らいないようにビニールテープ等で養生しておきましょう。

    養生せずにゴミが混入すると再度取り付けた際の(早期)故障につながる可能性があります。

  • 7.室内機側の配管を取り外す

    室内機側接続の配管を外す

    室内機側の配管接続部は表に出ている場合と、エアコン裏に隠れている場合があります。隠れている(配管が左側から出ている)場合、慣れていない人は取り外しに失敗する可能性もあります。詳しくは取り外し失敗例を参考にしてください。

    室外機のときと同様、室内側の配管もモンキーで外します。稀に室内側配管がつながったまま室内機を取り外している方がいますが、配管の折れ等の損傷の原因となりますのでおやめください。

  • 8.室内機を取り外す

    室内機を壁から下ろす

    配管が外れたら、いよいよ室内機を壁から下ろします。

    室内機は機種により多少外し方が異なりますが、下端の2か所を親指で押す(または下に引く)ことでフックが外れ、上に持ち上げながら外すことができます(メーカー・機種・設置状況によりコツが必要!)

    室内機を外すと据付き板が壁に固定されているのがわかるので、電動ドライバーで取り外します。

  • 9.パテ埋めとまとめ

    配管穴の処理で取り外し工事完了

    エアコンを取り外した後の壁の穴(スリーブ)は専用のキャップをするか、粘土(パテ)を施しましょう。

    室内機、配管、室外機をまとめてエアコン取り外し作業は完了です。

取り付け方法を見る

どのメーカー、機種でも基本的な仕様は同じですが、多少異なる場合もあります。上記は基本部分のみの紹介となりますので、設置状況によっては手順、使用する工具も異なります。

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取り外したエアコンを廃棄・処分したい場合

「もう使わない」「壊れているから」などの理由でエアコンを取り外しと同時に処分したい方も多いはずです。

このようなケースも、業者に依頼する場合と、ご自分で処理する方法があります。詳しくは、エアコンの処分方法を参考にしてください。

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