損しないエアコン引越し・移設費用の知識を身につけよう。

引越しや譲渡の際のエアコンの移設作業では、取り外し、取り付けの両作業が伴うので一般のお客様が知っておくべきことが増えます。あまり調べたり比較しないで適当に業者に依頼するとトラブルになることもあるので注意してください。

経験的にエアコン工事で発生する業者とお客様間でのトラブルの多くは、この移設工事で多いように感じます。トラブルを回避するにもお客様の知識や理解も必要になってくることは間違いありません。この記事では、エアコン移設費用や業者、料金トラブルなどについて解説してますので参考にしてください。

なお、「室外機の場所を変えたい」という方は【エアコンの室外機移動費用や注意点などを解説】をご覧ください。

1.エアコン移設前に確認すること。

エアコンの移設工事費用は概ね安くても15,000円〜20,000円かかるものです。

「まだ動くエアコンがあるから引越し先に持って行って使おう」と安易に考えてしまうと損をしてしまうこともあるので、移設前しっかり検討することや確認しておくべきことを知っておきましょう。

1.1.移設するか、買い換えるか考える。

エアコンの寿命(メーカー基準)は約10年とされているため、移設するエアコンが製造年より10年近く経過している場合には移設するかどうかをよく考えた方が良いです。また、製造年より10年以上経過している場合、移設工事を引き受けてくれる業者さんも一気に少なくなります。

その主な理由は機器的に壊れやすくなっていること、メーカーの部品保有期間が過ぎることの2点です。今まで特に大きな問題もなく使用できていたとしても移設工事の際は取り外し、運搬、取り付けと、少なからずもエアコンに負荷がかかり、万が一部品が壊れてしまったらメーカーでの部品調達も不可能となるケースもあります。そのため工事業者も手を出しにくく、引き受けてもらえないことがあるのです。

さらに10年近く経過しているとその先使えても数年で何かしらのトラブルにあう確率が高く、結局買い換えるハメになることも。せっかく移設したのにその費用も無駄になってしまったというケースもあります。特に特殊設置で移設工事費用も高額になる場合にはしっかり買い換えることも考える必要があります。移設工事費用も考慮するときには、移設元、移設先のエアコン設置状況を確認し見積もりをとりましょう。

1.2.移設元、移設先の設置状況を確認する。

当然のことながら現状のエアコンの設置状況、移設先の設置状況により移設工事費用もかわります。そのため業者から見積もりをとるためには移設元、移設先の現場について必ず状況を確認しおましょう。主に確認するのは以下の項目です。

  • エアコンの型番・製造年数
  • 室内機と室外機の位置関係(例:室内機2階で室外機は地面に平置き)
  • 室外機の設置の仕方(例:ベランダに平置き)
  • 専用コンセントの有無と電圧(移設先)
  • 配管貫通穴の有無(移設先)

工事前の確認事項の詳細は「エアコン工事依頼する際にのチェック項目」をみてください。

2.エアコン移設工事の依頼先とメリット・デメリット。

エアコンを移設することが決まったら依頼する業者選びです。エアコンの移設は主に引越しに伴うことがほとんどのため、その引越し会社にエアコンの移設工事を依頼されるお客様も多いですが、他にも安く依頼できる業者さんもいます。是非検討してみましょう。

2.1.引越し会社。

【メリット】

  • 引越し作業と同時にエアコン工事を依頼、作業できる。
  • エアコンの運搬まで任せられる。
  • 全国対応可能(大手引越し会社の場合)

【デメリット】

  • 見積もりする人はエアコン工事のことを詳しく知らないため、当日に工事業者から高額の追加費用請求の可能性。
  • エアコン工事業者は外部の委託業者。お客様は当日までどんな業者が来るかわからない。
  • エアコン工事の詳細料金が不透明。

2.2.町の電気屋さん。

【メリット】

  • 店舗があることや顔馴染みであれば安心して頼みやすい。
  • 移設ではなく買い替えになった場合でもすぐに対応してくれる。

【デメリット】

  • 移設工事だけの依頼では引き受けてもらえないことが多い。
  • 引き受けてくれても移設工事代金が結構高いことが多い。
  • 遠方への移設は依頼できない。

2.3.インターネット上の業者さん。

【メリット】

  • 移設工事代金が比較的安い。
  • 工事代金や口コミなどで色々な業者を簡単に比較できる。
  • 小中規模の業者は柔軟に対応してくれるところが多い。
  • エアコンの運搬をしれくれない業者もいる。

【デメリット】

  • 業者がたくさんいて、どの業者に依頼すれば良いかよくわからない。
  • 何か有事が生じたときに連絡がつかなくなる場合がある。

各業者メリット、デメリットはありますが、工事代金の観点で考えればインターネット上の業者さんに依頼すると比較的費用を抑えられる可能性は高いと思います。「エアコン移設 〇〇(地名)」で検索すれば、その地域対応の業者さんを探すことができます。

3.エアコン移設工事費用の相場。

3.1.標準移設工事の相場。

さて、本題ですが、エアコンの標準移設工事費用の相場は15,000円〜20,000円です。なお、あくまで取り外し、取り付けが標準工事内容で収まる場合ですので、設置状況によっては追加費用が発生することがよくあります。

例えば、6畳用程度のエアコンをアパート1階から近隣の同じようなアパート1階または2階(室外機はベランダ設置)に移設するような作業では20,000円以内に収まるケースがほとんどだと思います。これがアパート2階で室外機を地面に設置する工事になると配管の延長や高所作業費用などの追加となり20,000円以内に収まることはほとんどありません。

依頼したい作業内容を事前に確認し、どれくらいの追加費用がかかるのか(かからないのか)エアコン工事業者に話し、工事代金を見積もりしてもらうようにしましょう。

最近では「エアコン引越し・移設パック」として、標準取り外し+運搬+標準取り付け+配管4mの4点がセットとなって20,000円くらいでサービスを提供している業者さんもいます。工事内容によっては安くエアコンの移設をお願いできる場合もありますが、損をする場合もあります。というのも、セットパック内には「配管4m」が含まれていますが、エアコン移設時は使用されている配管も移設対象となり、移設(取り付け)先で再使用できれば新規に配管を交換する必要もないので「配管4m」分を損してしまう可能性があります(配管の再使用基準は業者により判断が違うため確認が必要)。また、標準工事ではない(配管が4mでは足りない)場合で配管の延長などが生じた際は配管延長代も発生するので単価(m/円)も確認しておきましょう。

引越しとなるとアパート住まいから戸建へ、戸建からマンション住まいへ、など状況は様々で、エアコンの設置環境や施工方法も大きく変わります。そのため標準工事では収まらない作業内容も多く、標準移設工事費用とは別に追加費用がかかることがよくありますが、追加費用についてもある程度事前に知っておくだけでトラブル回避できると思います。


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3.2.追加費用と悪質業者について。

ネット上で「エアコン移設 料金」などと検索すると「引越し会社に支払った2万円とは別に5万円請求された」などエアコン工事業者とお客様間で料金トラブルになってるケースも珍しくありません。このような場合、見積もり段階でのミスなのか、業者がセコいのか、お客様の伝達ミスなのか原因はいくつかあると思います。

特に移設工事では取り外し・取り付け作業が伴うことで単独工事よりも追加費用が発生しやすくなります。

冷媒配管パイプの延長・交換

配管パイプ

移設時に取り外した配管パイプが取り付け先で使用できない場合(短い、著しい劣化等)、交換や延長が必要になります。単価相場は2,000円/m〜3,000円/m(2分3分配管)。配管の状態については基本的に現場でしか確認できないため、作業時に交換や延長で追加費用となることがほとんどです。

事前に長さが足りないなどとわかっておけば、業者に伝えるなどして見積もりしてもらうと良いでしょう。

室外機の特殊設置

公団吊り

室外機が標準設置(床、地面へ平置き設置)でない場合は追加費用がかかります。公団吊り3,000円〜5,000円、屋根上設置3,000円〜5,000円/m、高所作業3,000円〜5,000円/m程度。

公団吊りなどでの追加費用は一般の方でもイメージしやすいと思いますが、他にも狭小スペースへの室外機設置やマンションの室外機専用スペースへの設置などの場合も追加費用がかかることがほとんです。しかし「スペースもあるし問題ないだろう」と思われるお客様も多く、事前に業者に伝えていないことで想定外の料金を請求されることもあります。

電気工事

コンセント交換

意外と見落としがちなのが電気工事。移設するエアコンの使用電圧が100Vなのか、200Vなのか確認してください。そして、取り付け先のエアコンで使用するコンセントの電圧も確認してください(200Vなら赤字でコンセントに「200V」記載あり)。

よくあるケースとしてリビング用の200Vエアコンを移設したら移設先のコンセントが100Vで電圧切替・コンセント交換が必要となる場合です。電圧切替・コンセント交換費用の相場が5000円程度、ブレーカーが200V対応でない時の交換費用が3000円程度です。

エアコン移設工事でよくある追加費用例の一部を紹介しました。もちろん他にも追加費用が発生するケースはたくさんあります。中にはお客様の無知を利用し作業当日に悪質かつ高額な追加請求を行う工事業者も存在します。

著者の私の経験談ですが、あるお客様からエアコンの取り付けを依頼され2万円で引き受け問題なく完了したのですが、後の話でそのお客様は引越し会社にエアコン移設を依頼し取り付け時に作業員から追加で8万円追加で請求されたと聞かされました(総額で10万円弱)。実際、お客様も設置状況について詳しく引越し会社に伝えていなかった(聞かれなかった)のもあったそうですが、さすがに法外な追加費用だと思いました。

悪質請求手口も追加費用名目も色々とあります。詳しくは「どんな追加料金をとられるの?払う必要あるの?」を参考にしてください。

4.複数業者に見積もりをとるべき理由

エアコン移設時の見積り内容は業者によって大きく異なります。お客様から聞いた内容だけを反映させた見積り、大雑把な見積り、追加費用がかかることも想定してくれた見積りなど。その中で比較検討するために複数の見積りが必要です。

A社の見積書に記載されていることがB社では記載がない場合、B社で確認する必要があります。また、見積書の中にはその移設工事に必ずしも必要のない作業や部材を入れられている場合もあります。(※相場2,000円くらいのモノを20,000円で出している見積書を見たこともあります)

エアコン移設時の見積りをとるのは引越し業者とネットで探した業者数社で十分だと思います。特にホームページ集客している小中規模の業者は直接取引できるため仲介手数料がなく比較的安く引き受けてくれる業者も多いです。「お住いの地域+エアコン移設』」と検索すれば小中規模の業者を見つけることもできます。当サイトでも誠実なエアコン工事業者を紹介しているので是非ホームページを見てみてください。


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