「そんなに使わない部屋だけどエアコンを取り付けておきたい」「一時的にしかエアコンを使わないから1年くらい使えればいい」。そんな方には中古エアコンがおすすめです。

中古のエアコンというもの自体、意外と知らない人が多いように思いますが1〜3年型落ちするだけでも新品時より数万円安く買えることがあります。もちろん冷暖房の効きが落ちるといったこともありません。しかし、中には適切に扱われていない中古エアコンが出回っており、「安く買ったはいいけど工事の時に修理が必要だった」などの想定外の出費が発生してしまうこともあります。

この記事では毎日のように一般のご家庭でエアコンを取り付けている現役の職人が中古エアコンの購入時の注意点から取り付け工事の費用や注意点まで徹底解説します。参考にしてください。

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1.中古エアコンを買う

中古エアコンは売りに出されるまでどのように使用されていたか、どうやって取り外されたかなど、エアコンごとに異なります。「中古だから安くて綺麗なものならそれでいい」と安易に買ってしまうと取り付け工事の際に思わぬ修理費用が必要となったり、最悪取り付け直後に壊れてしまうこともあります。著者も今まで実際にそのような現場に何回も遭遇してきました。

中古エアコンと言っても数万円するものです。必ずこれから述べることを理解し失敗を避けましょう。

1.1 中古エアコンのデメリット

中古エアコンのメリットはなんと言っても安く買えること。しかし、逆に言えばメリットはそれだけです。一方、デメリットはいくつかあり、代表的なものを紹介します。

  • 取り付け工事の際に修理費用が発生する可能性がある(数千円〜数万円)。
  • 取り付け直後に壊れる可能性がある。
  • 保証期間が短い(または無い)。

特にもっとも多いのが、「取り付け工事の際に修理費用が発生する可能性がある(数千円〜数万円)」です。エアコン工事業者さんが直接売っている場合を除き、「中古エアコンを売っている人のほとんどは取り付け工事経験の無い人」です。そのため何が問題なのかを把握していないまま中古エアコンのみ販売している場合があり、取り付け工事の際に問題が発覚することが多くなります。購入時にはこれからお伝えすることを忘れないでください。

1.2 購入前に確認すべき3つのポイント

前述の通り、メルカリヤフーオークション、ジモティーなどネット上で販売されている中古エアコンの中には、素人が取り外し、適切に扱われ無いまま出品されているものが多くあります。それを購入しない為にも次のことに注意してください。

1.2.1 誰が取り外したか確認する

取り外し方によって取り付け時に問題が出るか決まります。エアコン工事業者により取り外されていればほとんど問題はありません。しかし最近ではネット上の情報を参考にほぼ未経験のままエアコンを取り外してしまう方も少なくありません。「エアコンの取り付けはできないけど取り外しはできる(やれる)」人が取り外したエアコンは何かしらの問題を抱えているケースが非常に多いです。

下の写真はお客様ご自身(素人)で取り外したエアコンの取り付け工事を依頼された時の室内機の配管接続部分です。

ゴミが入らないように養生されていない配管

取り外し時にゴミが混入しないように養生すべき接続部分(写真:赤丸)が養生されていませんでした。このミスは本当によくありますが小さな不純物が混入してしまうとエアコンの不具合につながります。

もし専門業者以外の人が取り外した中古エアコンということであれば購入を避けるか、保証について確認しましょう。

1.2.2 動作チェック済みか確認する

動作チェック済みかどうかは確認しましょう。その際、「室内機だけ電源を入れた状態でのファン回転のチェック」「室内機と室外機をつなぎ冷暖房までチェック」など、その動作チェックも販売者によって異なるので「どのような動作チェックを行ったのか」まで知ることができればより安心です。冷暖房チェック済みであれば特に問題ありません。

下の写真はリサイクルショップで購入した中古エアコンの取り付け工事を依頼され現場へ伺ってエアコンをチェックした時のものです。

汚れが付着した室内機電線の端子台

電気・電気信号をやりとりするための電線を挿入する部品がひどく汚れていました。中まで汚れているか確認もできませんでした。「動作チェック済み」ではありましたが、それもどこまでチェックをしたか不明です。最悪の場合、設置後にエラーを起こす可能性があり、お客様に説明し作業に入りました。もちろんお客様もこのような状態であることは知りませんでした。

1.2.3 保証、返品返金について確認する

前述の通り、適切な取り外し・処理が行われていない中古エアコンの場合、取り付け工事の時に修理費用がかかったり、最悪取り付け直後に壊れるということもあります。しかし、エアコン設置後にしかわからない問題もあります。

ネットで購入した中古エアコンの場合、設置後に発覚した問題に関しての保証や返品について曖昧にされているケースも少なくありません。エアコンは買って終わりではなく設置工事が伴う為、問題が発生した時の責任がどこ(だれ)にあるのかを判断するのが難しくなります。その問題が機械的なものであった場合の修理費用の負担や返金については明確にしておきましょう。

1.3 中古エアコンが買えるところ

上記デメリットをちゃんと回避できれば良い状態の中古エアコンを購入できる可能性がグッと高くなります。ここでは中古エアコンが購入できるところと取り付け工事対応について紹介します。

買えるところ 設置工事対応について
店舗型リサイクルショップ 別途エアコン工事業者に外注
中古エアコン販売業者 別途エアコン工事業者に外注(一部除く)
エアコン工事業者(HP,ブログで売り出し) 自社にて設置施工
メルカリ・ヤフオク・ジモティーなど 設置業者は自分で探す必要あり

リサイクルショップ(店舗)で購入した場合、設置工事を依頼できる場合もありますが、基本的にはリサイクルショップと提携しているエアコン工事業者による施工になり、標準設置工事で概ね15000円前後となります。

おすすめなのはエアコン工事業者がホームページやブログ内で販売している中古エアコンです。これらのエアコンは業者が仕事の中でたまたま手に入れたエアコンの場合が多く、随時在庫があるわけではありませんが取り付け工事込みで安く販売されているケースが多いです。「中古エアコン 地名」で検索すれば見つけ出すことができる可能性が高く、状態の良い中古エアコンが比較的安く設置できます。

メルカリやヤフオクなどでは業者では無い一般個人の方が販売されている場合も多いので、購入後に自分でエアコン工事業者に設置を依頼する必要があることがほとんどです。また前述のデメリットでもあるように素人が取り外し販売されている不良エアコンもあるのでメルカリなどでの購入の際には注意が必要です。

2.買った中古エアコンを取り付ける

2.1 工事費用の相場

標準設置費用の相場は12,000円〜15,000円です標準設置工事について)※新規配管(2分3分)4m込み価格。

「配管化粧カバーをつけたい」「室内機と室外機の設置距離が少し遠くなる」などという場合には追加費用がかかりますので現場状況を説明し見積もりを出してもらうようにしましょう。リサイクルショップ提携業者などよりも、ホームページ、ブログでネット集客している業者に依頼した方が安くなることが多いです。また、追加費用がかかる場合にはこのような業者の方が明確な料金表も確認できるのでおすすめです。

2.2 業者に工事依頼時の注意点

中古エアコン取り付けの際は何かとトラブルが起きやすいので注意していください。主なトラブルは以下の2点です。

  • エアコンの不良が発覚する
  • 工事当日現場にて想定外の追加費用がかかることがわかる

エアコンの不良が発覚する。

取り付け工事技術が無い人が取り外したエアコンの場合、冷媒ガスが抜けてしまっている、配管が折れている、ゴミがエアコン内部に入ってしまっている(可能性がある)などの問題を抱えてるケースが多いです。当然、取り付け現場にて取り付け技術のある職人さんが確認するまではわからないことになります。

この場合、修理できる場合もあればできない場合もあります。この責任はそのエアコンを販売した人と購入者(あなた)になり、取り付け工事に来た業者さんに落ち度はありません。そのため、修理費用がかかることや工事対応できないことについて必ず理解しておきましょう

工事当日現場にて想定外の追加費用がかかることがわかる

修理が必要な場合には当然のことながら修理費用が必要です。簡単な修理・部材費用で3000円程度、冷媒ガス入れなどが必要となると15000円〜20000円程度となります。冷媒ガスに関しては基本的に取り付け完了後に充填(ガスを入れること)が必要かどうかを判断となるので必ず事前に確認しておきましょう。

業者の中には、冷媒ガスに問題がないのに「ガス入れが必要だ」と言って悪質に修理費用を請求する業者もいます。こちらに関しては詳しくは別記事「どんな追加料金をとられるの?払う必要あるの?」で紹介していますので参考にしてください。

2.3 もし自分で取り付けようとしているのなら・・・

「中古エアコンを安く買ったんだから工事費用も節約したいから自分で取り付けよう」と考える方も少なく内容です。結論から言うと、やめた方がいいです。

日曜大工レベルで行い失敗している方が非常に多いです。トルクレンチやフレアツール、真空ポンプなどの道具は新規に購入かレンタルすることになるかと思いますが、使い慣れていない特殊工具を誤った方法で使用するとエアコンの不具合、故障にもつながります。当然、修理もできないので業者に修理依頼することとなり、「安く済ませる」予定が「高くついてしまう」ことになります(業者としては儲かるので嬉しいですが)。

4.まとめ

  • 中古エアコンは「安い」と言うメリットしかないが、デメリットは知識で回避できる。
  • 中古エアコン購入前には「取り外した人」「動作チェック」「保証」を確認。
  • 取り付け時にしか発覚しない不具合もあり。料金表等の確認を。
  • 取り付け技術がない人が取り外したエアコンはなるべく買わないこと。

以上、中古エアコンの購入とその取り付け工事に関して説明しました。執筆時(2020年の夏)も多くの中古エアコンの取り付け工事を行いましたが、不良エアコンに数台出会いました。試運転するまで動作するのかわからないエアコンもありました。

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