エアコン工事における手抜き工事

ご自宅のエアコン工事で「手抜きをされないだろうか・・・」と心配になる方は多いと思います。エアコン本体、さらには工事費用も安くないのでそう思われるのは当然かと思います。

しかし、その不安が過ぎるあまり慎重になりすぎ、施工業者さんに対して「それはダメ、こうしろ、あぁしろ!」と指示?してはどんなに良い業者さんも良い仕事をやりにくいはずです。

逆に言えば、エアコン工事に関して負のイメージを持っている方も一定数いるということでしょうか。この記事を読んで、エアコン工事における適切工具と手抜き工事に関して、お客様側の不安の解消および、誤解の訂正をしてもらえればうれしいです。

よくある手抜き工事とは。

エアコン取り付け時の明らかな手抜き工事はあります。中にはそれが手抜き工事だと思われていないお客様や、あまり気にされていない方もいます。取り付け後に「これは手抜きじゃないの?」と思われても、取り付け完了後の立ち合い時に「確認しました。」の意思表示があれば、業者の方から「現場にて最終確認いただきましたので手直し等は別途費用かかります」なんて言われる可能性もあります。

以下、よくある手抜き工事ですので確認してください。。

室外配管カバー端末の未施工。

室外化粧カバーの端末処理

室外配管カバー施工時、一番下の端末部品(写真丸印)が取り付けられていないことが結構あります。

この部品が未施工だと施工直後はなんの問題もありませんが、その後、上カバーが下にズレ落ちてきます。

ただ部品を1個ビスで留めれば良いだけですが、「時間・部材」の節約のためにこのような施工が行われることがあります。特に夏場の量販店系のエアコン仕事で多いようです(夏場の量販店の請負業者は1日中ほぼ休むことができないくらいのスケジュールで稼働)。

カバーが落ちてくるまで、気づかないお客様も多いのでたまにそのままの状態で放置されているエアコンをみかけます。

グニャグニャの配管。

綺麗に施工されていない配管パイプ

手抜き工事というか、業者が雑な性格というのかわかりませんが、室内機と室外機をつなぐ配管がグニャグニャしていて、ただつないでいるだけ状態のエアコンをたまに見かけます。

このような施工をするのは、時間の節約以外の理由がなかなか思い浮かばないですが、プロのエアコン工事業者ではない人が取り付けた可能性もあります。どちらにせよ、よろしくない施工だと思います。

配管切っただけの取り外し。

上記2点は取り付け時のことでしたが、取り外し工事でも手抜きだとわかることがあります。

それは、配管や電線をぶった切っただけで取り外されているエアコンです。

ちゃんとした(普通の)業者なら次に取り付けることも考えて配管もナットを丁寧に取り外し、養生。その他ケーブルやドレンホースも切ることなく取り外します(特殊な現場以外)。

専門と謳っている業者でも、どこかの下請け業者の中にはこのような取り外しをする業者がいます。

「手抜き工事」の間違った認識。

一部、手抜き工事についてみてきましたが、お客様の中には「他業者と違う施工」=「手抜き工事」と認識されている方がいるように思います。

もちろん、その認識が正しい場合もありますが、正しくないこともありますので、一部よくある誤解について紹介します。

トルクレンチを使用しないと手抜き?

モンキーレンチ

トルクレンチとは、「一定以上の力が加わると知らせてくれるモンキーレンチ」のことです。「適正トルクで」とよく合われますが、これは「適正な力加減で締め付けましょう」という意味です。車のタイヤを締める時にも言いますね。

エアコンも配管パイプをエアコンにつなげる際に「適正トルクで」と言われます。締め付ける力が弱すぎても強すぎても、冷媒ガスが漏れることがあるためです。そのため、エアコン工事業者様のホームページ内に「トルクレンチ使用します!!」と書いていることがあります。

据付き説明書にもそのような説明はありますが、エアコン工事業者の中ではトルクレンチを使う人、使わない人がいます。

ここで「トルクレンチを使わない業者は信用できない、手抜きだ」という方が稀に出てきますが、この認識が間違いだと個人的には思います。言い換えれば、「中華料理は中華鍋で作れ、フライパンはダメだ」と言っているようなものです。

本質は、ガス漏れを起こさないことです。その職人さんにとってどちらがガス漏れを起こしにくいか判断した結果、その工具を使用しているだけです(トルクレンチ使用時でもガス漏れの可能性が0ではありません)。

真空引きは15分以上?

真空引き作業

室内機と室外機を接続した配管内部の空気・不純物(水分)を除去する重要な作業のことを「真空引き」と言います。エアコン工事に関して調べるている人は目にしたこともあると思います。

多くのサイトでこの真空引き作業の重要性を訴えており、「真空引きは絶対!!」「15分以上実施」という言葉も目立ちます。

そして、不安なお客様は「真空引きは15分以上やらないとダメなんだ」と信じ込むことがあります。もちろん真空引きは長く行うことは良いことですが、必ずしも何分以上行うといった規定はありません。配管内が真空状態になり、それを保てれば良いという解釈が正しいです。

配管距離や天候にもよりますので「何分以下は手抜きだ」という認識は間違いです。

手抜き工事されないための業者選び。

一般的な手抜き工事をされないためには業者選びが大切です。やはり自分で業者を選ぶことです!

全国対応の会社、引越し会社、家電量販店等に依頼するひとは未だに非常に多い印象ですが、そのようなところに依頼し、後日工事に来るのは提携している(下請けの)業者さんです。親会社から工事指導や技術指導等はないため、その中には丁寧親切な業者~ひどい業者まで混在しているのが実情です。

その業者の中からお客様が「この業者で!」とお願いできることはなく、丁寧親切な業者に来てもらえるかは運次第です。

そのような背景やネット業者の普及で、ここ数年で自分で色々と調べて信頼できそうな業者さんを探し、直接依頼するお客様が一気に増えたような気もします。

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また、お客様側も業者さんに対して「良い仕事」をしてもらうための対応は求められます。最初から高圧的な態度等をとられるとどんな業者さんも「良い仕事をしよう」とは思わないと思います(返報性の法則っていうやつです)。

まとめ

  • エアコン取り付け、取り外しの明らかな手抜き工事は未だ絶えない。
  • 手抜き工事の理由は、「低単価の責任のない仕事」「時間や材料費の節約」が主。
  • お客様が手抜き工事と誤解していることもある。
  • 手抜き工事されないためには自分で業者を選ぶこと。そして業者さんに対して少しでも気づかいをすればなお良し!
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