エアコンの配管穴(スリーブ)開け作業を問題なく行うために

エアコンの配管を通すための穴(以下、スリーブ)を建物に開ける作業は、お客様にとっては「柱などを傷つけられないか」不安にかられ、業者としては「狙った位置に適切にスリーブがあけられるか」不安にかられる、双方に緊張する作業です。

この記事では、基本的にお客様(エアコン取り付け工事依頼主)がやるべきこと等をまとめています。

エアコンの配管を通すスリーブとは?

エアコン工事で言う「スリーブ」とは、エアコンの室内機・室外機をつなぐ配管を通すための直径65mm程度の穴のことです。

マンションやアパートでは入居当初からエアコン設置可能な各部屋設けられていることがほとんですが、戸建では基本的にエアコン設置時に業者の方で新規に開口作業を行うことになります。

スリーブとは

エアコンの取り付工事を依頼すると必ず「配管穴(スリーブ)はあいてますか?」と聞かれると思いますので、事前に確認しておきましょう。また、その穴がまっすぐ外に向かって抜けている場合(通常)もありますが、稀に部屋内の穴位置と外側の穴位置がズレている場合があります。大きくズレてると施工困難なこともありますのでスリーブ内を覗けるようであればその点も確認しておきましょう。

どんな作業内容なの?

(スリーブが無い場合)エアコン穴開け作業を一言で言えば、「適切な位置に適切な穴を壁に開ける作業」です。

  1. 1.建物の構造・壁の素材を確認する。
  2. 2.スリーブ位置を決める(建物およびエアコンの構造により)
  3. 3.養生しホルソーで開口していく。
  4. 4.壁内の断熱材等を避けて外壁まで開口していく。
  5. 5.プラスチックの筒を挿入して完了。
スリーブ開口手順

木造で外壁がモルタル・サイディングの場合、エアコン工事業者に依頼した場合の費用相場は1,000円~3,000円です。マンションなどコンクリートの場合が最も高く15,000円程度~となります。

スリーブ開け作業の際の注意事項

新規にスリーブを開口する際、当然お客様は「しっかりやってくれるだろうか」と不安になる方も多いです(特に新築住宅を購入した方)。しかし、施工する業者もある程度の恐怖心があります。少しでもミスしまっただけで大きな弁償・損害につながりかねないからです。しかし、もう建てられてしまった建物の構造をエアコン設置業者が完璧に把握できるかと言えばそうではありません

施工会社、施工方法、その施工に携わった様々な職人さんの癖等によって、どこに何がどのように、どの位置に入っているかは異なります。そのため、お客様側でエアコン工事前に確認すべきことをいくつか挙げます。

スリーブが開けられるか確認する。

特に賃貸戸建・アパートではエアコンを設置したい部屋にスリーブが無いということが結構あります(オーナーがその部屋にエアコンを必要としていなかったという理由が多)。しかし、その部屋にどうしてもエアコンを設置したいという場合もあると思います。

その場合には事前に管理会社またはオーナーに「エアコンを取り付けたい、穴を開けて良いか?」確認・承諾を得る必要があります。

建物の構造体の有無、位置を確認する。

建物には柱・筋交い(ブレス)など建物を支えたり耐震のための構造体があります。これらはエアコンにとって最適なスリーブ開け位置と重なるケースが多く、下調べもせずに穴を開けたら筋交いにぶつかったという話もよく聞きますし、実際にそのような現場もたまに見ます。

エアコン設置業者もある程度の知識・経験に基づいてスリーブ位置を探りますが、その際に、建築中の壁内写真や図面があると役立ちます。特に写真は一番助かります。

図面では壁内に何があるかは把握できるものの、(寸法で)どの位置に入っているかまではなかなか完璧には把握できません。

とくに注文住宅では特殊かつ新しい方法で施工されている住宅もあり、エアコン設置業者にスリーブ開け作業を断られることもあると思います。そのようなときには、施工会社・工務店の方でスリーブをあけられる位置(寸法で)を出してもらう必要もあります。

壁の素材を調べておく。

室内の壁はほとんどが石膏ボードだと思いますが(砂壁もありますが)、外壁の素材はモルタル、タイル、サイディング、ALC、コンクリ、ガルバリウムなどあると思います。

この外壁の種類よりスリーブ開け作業費は異なります。また、使用するドリル(刃)も異なるので、業者によって対応の可否があるので必ず確認が必要です。

まとめ

  • エアコン設置には配管を通すための穴(スリーブ)が必要。
  • スリーブが無い場合には業者に開口作業を依頼(例外あり)
  • スリーブ開口は建造物の構造体や電気ケーブルなどを避けて行う必要がある。
  • お客様はスリーブ開口作業前に外壁の種類の把握、図面や写真などを準備。
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